彼女の家でダラダラとテレビを見ていました。
すると自動車のＣＭが流れてきました。
その瞬間に横から声が聞こえたと思うと、彼女の妹がノリノリでＣＭと同じフレーズを口ずさんでいました。
妹は受験真っ盛りの女子高生です。
女子高生がノリノリになるＣＭがどんなのかといえば自動車のＣＭでした。
自動車は女の子より男の子が好きなはずなので不思議に感じましたが、見ていると面白いことがわかりました。


豊田エリー　ＣＭ　人魚　ルクラ　車　スバル

以前から変な音楽でいったい何を表したいのか伝わらず、気持ち悪くすら感じてしまっていたＣＭです。
しかし、女子高生の妹にかかればリズムのいい曲になるみたいです。
そこで思ったのが、自動車に興味のない女子高生にも車名をすりこませているＣＭなのではないだろうか？ということです。


いいなCM　ダイハツ　ムーヴ　岡田准一　遠藤憲一

最近ＴＮＰと低燃費の頭文字をとってややこしくしているＣＭです。
こちらは特に音楽も使っていませんが、どこに反応したかというとセリフでした。
「私はいつでも本気だよ」
「わからないのか？ＴＮＰ。ちょっとカッコいいからだよ」
このセリフを女子高生の口から聞くとは思いませんでした。

これら２つのＣＭは自動車を紹介するＣＭのはずです。
しかし、どちらのＣＭでも女子高生が興味を持った部分は自動車とは全く関係ありません。
ＴＮＰの低燃費についても他の軽自動車の燃費を知らないまま、ただ単にセリフを真似しているのでしょう。
女性をターゲットとしているＣＭとしては成功を収めているのでしょうね。


SUBARU LEGACY(BR9)

自動車は走る技術の結晶と思っています。
ついつい自動車のＣＭであれば、このような技術を紹介したり走りを紹介するべきだと思ってしまいます。
過去のＣＭを見てみると、パワーやエンジン、ターボなどをアピールしていました。
最近はエコで快適という、つまらない事しか言っていません。

正直、今アヤタツは車が欲しいと思っているのですが、お金を払って維持していたいと思える車がありません。
女性向けの軽自動車にコンパクトカー、ファミリー用のパパ向けのワンボックスカー、お金持ち向けの高級車、若いころを忘れられないおじさん向けの高いスポーツカー、どれも欲しい車ではありません。
せっかくＭＴ免許を取得したのだからＭＴに乗ってみたいです。
でも、いまどきのＭＴ車なんてダサダサの商業車か農道のスーパーカーである軽トラしか身近にありません。
新車でＭＴ車でスポーツ性能の車はどこに行ったのでしょうかね？

でも、車を好きになった少年時代の車はぼろくてもスピード感あふれる車が街を疾走していたのです。
将来免許を取ればあんな車に乗れるようになると思っていたのです。
車を好きになるというのは初恋に似ているかも知れませんね。
初恋で好きになった女の子の髪型や特徴を今も追い求めている気がします。
なので車を好きになった頃の車に近い物を知らず知らず探しているのかもしれません。

バブルがはじけた後、それでも今より景気のいい頃、サラリーマンがぼろアパートに住んでフェラーリ買っているといったテレビをみた記憶があります。
ローンを組んでまで買ったフェラーリはどうなったのでしょうかね？

おそらく車が好きな男性はたくさんいるでしょう。
しかし、最近の車は男性が心ひかれる要素が少なすぎます。
最近のＣＭや車を見れば全て女性を考慮した作りばかりです。
自動車業界は欲しい車の調査を行っているのかを聞きたくなるくらいです。
調査対象は女性ばかりなのでしょうかね？
パワーのない軽自動車でもいいですから運転が楽なのではなく、楽しい車を作ってほしいものです。
２０代前半独身のアヤタツはもっと楽しい車が作られることを願っています。
そして乗れることを夢見ています。


三菱・ランサーエボリューション7　GT-A　CM

ＡＴの自動車でもカッコイイＣＭは作れるはずです。
三菱自動車はリコール問題もありましたが、ＣＭではいい味出しています。